「日本らしさ」の研究（ゲスト：楠木建氏、江上隆夫氏）

欧米に追いつき追い越せの精神で西洋思想を是とする時代は今、終焉を迎えつつあります。

また、禅や葉隠、武士道など日本文化が海外で評価され、逆輸入される事例も増えてきました。

そういった中で、いま考えるべきは「日本らしさ」ではないでしょうか。

NewsPicksでは、その課題意識から連続イベントシリーズ・「日本らしさ」の研究（4月〜6月、全3回）を始めます。

本イベントシリーズでは、途上国の素材を生かしたバッグなどを製造販売するマザーハウスの副社長・山崎大祐をホストとして「日本らしさ」について、改めて考えていきます。

第3回は一橋大学教授の楠木建氏、ブランド戦略コンサルタントの江上隆夫氏が登場。今回は「経営・ビジョン」をテーマに考えます。

昨今「ビジョンの大切さ」が到るところで聞かれるようになりましたが、江上氏の新著では「THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由」と、まさにその「ビジョン」について真正面から解き明かしています。

楠木氏もこの新著には「金で買えないものがいちばんカネになる。それがビジョンだ」とコメントを寄せています。

「日本らしさ」と「経営・ビジョン」はどのように結びつくのでしょうかー。

◯当日のトークテーマ（予定）
・THE VISION あの企業が世界で成長を遂げる理由
・金で買えないものがいちばんカネになる。それがビジョンだ

◯こんな人に向いています
・「ビジョン」について改めて考えてみたい方
・日本企業の「ビジョン」について考えてみたい方

＜登壇者プロフィール＞
楠木 建／一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授
1964年生まれ。幼少期を南アフリカ・ヨハネルブルグで過ごす。92年、一橋大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。専攻は競争戦略。2010年より現職。著書に『ストーリーとしての競争戦略』『好きなようにしてください』『「好き嫌い」と才能』『「好き嫌い」と経営』『経営センスの論理』などがある。

江上 隆夫 ／ ブランド戦略コンサルタント
コピーライター、クリエイティブ・ディレクターとして18年近く、大手企業の広告制作からブランド構築など幅広い分野の仕事に携わる。
これまで担当した企業は、JT、FUJIゼロックス、富士フイルム、NTTコムウェア、バンダイ、ロート製薬、アサヒ飲料、富士通、サントリー、ロクシタンなど。東京コピーライターズクラブ新人賞や朝日広告賞など数多くのコピーライティングや広告の賞を受賞し、独立。
現在は、次の時代を担う先進的なブランドを1,000以上作ることを目標に大手、中小を問わずブランド構築、事業商品開発、市場戦略づくりなどを手掛ける。