1208PICKs
【完全解説】生命のレシピをつくる、異端科学者の「正体」
2019/8/22
かつてヒトゲノム解読を巡る競争でその名をはせた生命科学界の“風雲児”が次に挑んだのは、生存に不可欠の最小ゲノムを持つ「生物の作製」という、前代未聞のプロジェクトだった。
足かけ約20年の歳月をかけて誕生したその微生物は、「ミニマル・セル」と呼ばれる。
その微生物は、人類が「生命の設計図」を実験室で作り出す、新時代の幕明けを告げるとともに、「生命とは何か」という問いに答えるための、新たな材料も提供した。
風雲児の名はクレイグ・ベンター。現在72歳のアメリカの生化学者だ。
ゲノム科学の産業応用を推し進める実業家でもあり、自らの好奇心に基づく基礎研究のための資金の多くを、ビジネスによって生み出してきた。
特集『フューチャーヒューマン 世界を変える論文』第5回の本日は、2016年に発表された論文「ミニマル・セル」の意義を、サイエンスジャーナリストの須田桃子氏がわかりやすく解説する。
それと共に、プロジェクトの道のりとベンターの型破りな半生を紹介しよう。今、最も知らないとヤバい男の一人である。
自然界にない「人工生物」を作り出す
プレミアム会員限定の記事です。
今すぐ無料トライアルで続きを読もう。
オリジナル記事 7,500本以上が読み放題
オリジナル動画 350本以上が見放題
The Wall Street Journal 日本版が読み放題
JobPicks すべての職業経験談が読み放題
今すぐ無料トライアル
学生の方はこちら
法人プランはこちら
あわせてどうぞ
Editor's Choice
この連載の記事一覧
【動画】東大超え、沖縄の「秘密の科学者集団」
181Picks
【解説】人類とロボットをつなぐ「ソフトロボティクス」最前線
333Picks
【週末に読む】子供の脳が、生物学的に成長する「魔法」
2771Picks
【高橋祥子】最新研究:人間は、遺伝子で「ここまで」分かった
1509Picks
【分析】日本人から、100m9秒4のボルトは誕生するか?
370Picks
【池上高志】なぜ「人工知能の父」は、今も私たちを魅了するか
730Picks
【図解】そうだったのか!あなたの未来を変える「論文」の全て
1257Picks
【動画】東大超え、沖縄の「秘密の科学者集団」
705Picks
【直撃】東大を超える、トップ論文を生み出し続ける僕らの方法
1504Picks