ホリエモン、10年前の「ソニー買収計画」の全貌を語る

2015/9/7
ライブドア社長時代、ソニーの大きなポテンシャルに目を付け、ソニーの買収計画を温めていた堀江貴文氏。しかし、その計画は、2006年1月のライブドアショックによりお蔵入りとなってしまった。当時、堀江氏は、ソニー買収後、どのような「ソニー改造計画」を実行しようとしていたのか。10年前の「幻のソニー買収計画」の全貌を語る(堀江氏による、現在のソニーに対する提言は、本特集後半に4回に分けて掲載します)。

プレステはマイクロソフトに売っておけばよかった

10年前、ソニーの買収を提案しようとしたとき、僕はこんな構想を持っていました。
まずエレクトロニクスは、モバイルを除いて撤退する。要はテレビ、家電、パソコンは全部止めるということです。そして、ゲームも売って、ファイナンスとコンテンツサービスとスマートフォンの会社になればいいと思っていました。
当時から、ファイナンスはしっかり稼いでいましたし、割と人材もよかった。ファイナンスに加えて、ソニーピクチャーズ、ソニーミュージック、ソネット、モバイルデバイスを残せばいいと考えたんです。
儲かっていたゲームをなぜ売るべきだと考えたのか。